botani soilとは|中身・値段・デメリット
Contentsこの記事の内容8項目
「botani soil(ボタニソイル)って、普通の培養土と何が違うの?」「虫が湧かないって本当?」「値段のわりに中身はどうなんだろう」——SNSで名前を見かけて気になっているものの、買う前にもう少し情報がほしい、という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、botani soilがどういう設計の用土なのかを、メーカーが公開している情報と実売価格だけを根拠に整理します。後半では、tokyoplantsが自社配合している『I'm original SOIL(tokyoplantsプレミアム培養土)』との違いにも触れますが、これは優劣の話ではありません。この2つは設計思想がほぼ正反対の土で、どちらを選ぶべきかは「あなたが何を一番避けたいか」で変わります。
なお、tokyoplants編集部はbotani soilを実際に使用したわけではありません。本記事はメーカー公式サイト・直販ページ・Amazon商品ページで公開されている情報に基づく整理であり、使用感のレビューではない点を最初にお断りしておきます(情報は2026年10月23日時点)。
- 販売元
- 観葉植物男子の植物棚(直販ショップ/Amazon)
- 主原料
- 硬質赤玉土がメイン+鹿沼土。直販ページにはココヤシの記載もあり
- 肥料
- 含まれていない。固形か液体で別途与える
- 訴求
- 虫が湧きにくい/水やり時期が色でわかる/排水性が高い
- 価格
- 1L ¥1,500/3L ¥2,480/10L ¥6,980(直販は送料無料)
- 注意
- エバーフレッシュなどマメ科は植え替えで落葉することがあるとメーカーが明記
結論
botani soil と I'm original SOIL、どっちが向いている?
botani soil
虫のリスクを最小化したい人へ
- ✓室内で虫を絶対に出したくない
- ✓水やりのタイミングを目で確認したい
- ✓肥料は自分で選んで与えたい
- ✓多肉・アロイド・ゴムノキまで幅広く使いたい
I'm original SOIL
植え替えを一度で完結させたい人へ
- ✓植え替え直後の施肥まで任せたい
- ✓乾きが早すぎる環境で水やり回数を減らしたい
- ✓サトイモ科(モンステラ・アンスリウム)が中心
- ✓1Lあたりの単価を抑えたい
結論:botani soilは「虫」と「水やりの判断」に全振りした土
botani soilは、硬質赤玉土をメインに鹿沼土を組み合わせた、無機質中心の室内向け用土です。メーカーの公式マニュアルでは「最高品質の硬質赤玉土がメインの原料。崩れにくく、団粒構造を構築してくれる」と説明されています。
この土が解こうとしている課題は、はっきりしています。室内で観葉植物を育てる人がつまずく「虫が湧く」「水やりのタイミングがわからない」「根腐れさせてしまう」という3点です。メーカー自身が挙げている特徴も、ちょうどこの3つに対応しています。
虫が湧きにくい
- 根拠:「害虫は腐葉土などの有機質の土から発生しやすいため、無機質の土で配合」(メーカー説明)
- 腐葉土・堆肥を主原料にしていないことが前提になっている
水やり時期がわかる
- 根拠:赤玉土・鹿沼土は吸水すると色が変わる
- 色が元に戻る=乾いたサイン。指を挿さずに目で判断できる
根腐れしにくい
- 根拠:赤玉土中心の粒構造で排水性が高い
- 水が溜まりにくく、「多少タイミングがずれても影響が小さい」と説明されている
逆に言えば、この土は「肥料」「保水の粘り」をあえて引き受けていません。肥料は公式Q&Aでもはっきり「含まれていません」とされており、別途与える前提の設計です。ここを理解しないまま培養土と同じ感覚で使うと、2〜3ヶ月後に葉色が抜けてから慌てることになります。

「硬質」赤玉土というのが地味に効いているよ。普通の赤玉土は水やりを繰り返すうちに粒が崩れて目詰まりするけど、硬質タイプは粒が残るから、排水性という最大の売りが長持ちするんだ。
Pick Up — この記事で使う用土
botani soilの中身と価格
配合:硬質赤玉土がメイン+鹿沼土
公開されている原材料の説明は、販売ページによって少し書き方が異なります。事実を並べると次のとおりです。
| 情報源 | 配合の記載 |
|---|---|
| 公式マニュアル(botanisoil.com/manual) | 「最高品質の硬質赤玉土がメインの原料」 |
| 直販ページ(3L 1袋) | 「赤玉土を中心に、鹿沼土やココヤシを配合」 |
| 専用シリーズ各ページ | 「赤玉土を中心に、日向土や鹿沼土を配合」 |
配合比率は公表されていません。 共通しているのは「赤玉土が主役」という点で、そこに鹿沼土や日向土といった無機質の粒が組み合わされる構成です。
ここでひとつ、正確に書いておきたいことがあります。メーカーは「無機質の原料由来だから虫が湧きにくい」と説明していますが、直販ページの配合にはココヤシも挙がっています。ココヤシはヤシ由来の有機質素材です。ただし、腐葉土のような未分解・分解途中の有機物と、洗浄・乾燥処理されたヤシ殻資材とでは、虫の餌としての性質はかなり違います。「無機質100%」という表現ではなく「無機質の原料由来」という言い回しになっているのも、そのあたりを踏まえてのことでしょう。揚げ足を取る話ではなく、メーカーは無機質由来と説明しており、直販ページの配合にはココヤシも挙がっている——この2つの事実を知ったうえで判断すれば十分です。
有機質と無機質それぞれの一般的な長所・短所は有機培養土と無機質培養土はどっちがいい?で整理しています。
肥料は入っていない
公式マニュアルと直販ページのQ&A、どちらにも明記されています。
Q.肥料は与えた方がいいですか? A.肥料は含まれていないので、固形・液体の肥料を与えましょう
植え替えのときに緩効性肥料を混ぜ込むか、落ち着いてから液肥を始めるか、どちらかの運用が必要です。これは欠陥ではなく、肥料を自分でコントロールしたい人にとってはむしろ長所になります。元肥入りの土だと、与えたい肥料と元肥が重なって濃度が読めなくなることがあるためです。
容量・価格と1Lあたりの単価
直販ショップは3サイズ展開で、送料無料。まとめ買いで単価が下がります。
| 容量 | 価格 | 1Lあたり(送料込み) |
|---|---|---|
| 1L | ¥1,500 | ¥1,500 |
| 3L 1袋 | ¥2,480 | 約¥827 |
| 3L 2袋 | ¥4,460(¥2,230/袋) | 約¥743 |
| 3L 3袋 | ¥6,440(¥2,147/袋) | 約¥715 |
| 10L | ¥6,980 | ¥698 |
※2026-10-23に直販ページで確認。価格は変動します。
ホームセンターの培養土が1Lあたり50〜150円前後であることを考えると、botani soilは用土としてはかなり高価な部類です。安く土を買い替えたいという動機で選ぶ商品ではなく、「虫」「水やりの判断のしやすさ」という室内管理の悩みにお金を払う商品だと理解しておくと、購入後のギャップが出にくくなります。
Amazonでも買える
Amazonでは3Lが取り扱われています。¥2,480・★4.3(62件)・在庫あり・出荷元Amazon(Prime対象)で、当サイトの商品紹介基準を満たしています(2026-10-23に商品ページで確認)。価格は直販の3L 1袋と同額ですが、直販は送料無料かつまとめ買いで単価が下がるため、2袋以上買うなら直販、1袋だけ急ぎでほしいならAmazonという使い分けになります。

botani soil(ボタニソイル)観葉植物の土 室内用 3L
¥2,480
★4.3(62件)/在庫あり・Prime対象。3号鉢5〜6個ぶんの目安(2026-10-23にAmazon商品ページで確認)
Amazonアソシエイトリンクを含みます。★4.3(62件)・在庫あり・Prime対象(2026-10-23にAmazon商品ページで確認)。価格・在庫は変動するため、最新は商品ページでご確認ください。
botani soilの強み
1. 虫の餌になる有機質が主原料でない
室内で植物を育てていて一番うんざりするのが、土からコバエが湧いてくることです。キノコバエ類の幼虫は未分解の有機物を餌にするため、腐葉土や堆肥を多く含む培養土ほど発生しやすくなります。botani soilは赤玉土・鹿沼土といった無機質の粒を主原料にすることで、この餌そのものを減らす設計を取っています。
ただし「無機質の土にすれば虫ゼロ」ではありません。受け皿に水が溜まったまま、屋外から鉢を持ち込んだ、古い土を再利用した——こうした条件が重なれば、どんな土でも虫は発生し得ます。仕組みと対策は観葉植物の土に虫が湧く原因と対策にまとめています。
2. 「色の変化」で水やりの判断ができる
赤玉土と鹿沼土には、水を含むと色が濃くなり、乾くと元の色に戻るという性質があります。公式マニュアルはこれを水やりの指標として前面に出しており、「色が元に戻り、土が乾燥してきたタイミングが次の水やりのベストタイミング」と説明しています。
水やり頻度の目安についても、公式Q&Aは「土の表面がしっかり乾いた2〜3日後に与えましょう」としています。土の表面が乾いた瞬間ではなく、そこから数日おくという考え方です。

色の変化は便利だけど、見えているのは表面だけ。表面が明るくなっても、鉢の底はまだ湿っていることが多いよ。鉢を持ち上げた重さと合わせて確認すると、判断がぐっと確かになる。水やりの間隔は記録しておくと季節のズレにも気づきやすいよ。
3. 硬質赤玉土で粒が崩れにくい
一般的な赤玉土の弱点は、水やりと時間の経過で粒が崩れ、細かくなった粒子が隙間を埋めてしまうことです。そうなると排水性という長所が失われ、気づけば水はけの悪い土になっています。硬質赤玉土はこの崩れにくさが売りで、排水性と通気性を長く保ちやすくなります(詳しくは硬質赤玉土と普通の赤玉土の違い)。
また、製造工程で微塵(細かい粉)の除去を行っていることも公式Q&Aで説明されています。微塵は目詰まりの原因になるため、ここを処理している点は実用上ありがたいポイントです。
botani soilのデメリット・注意点
1. 肥料を別に用意する必要がある
繰り返しになりますが、元肥は入っていません。「袋を開けてそのまま植えれば完了」とはならず、肥料を別に買う手間とコストが発生します。年に何鉢も植え替えない人にとっては、この一手間が意外と面倒に感じられるかもしれません。
2. マメ科の植物は落葉する可能性がある
これはメーカー自身が公式マニュアルの「植替えに注意が必要な植物」として明記している、非常に誠実な注意書きです。
エバーフレッシュやソフォラなどマメ科の観葉植物は、植替えのストレスを受けやすいので、有機質用土から植え替えた場合に落葉する可能性があります。
あわせて「根が細いため、植替えの際に土を落としすぎると根が痛んで葉が落葉しやすくなります」とも書かれています。公式Q&Aの「簡単にほぐれるものは落とし、根の周りの土は残しましょう」という回答と合わせて読むと、根鉢を崩しすぎない植え替えが前提になっていることがわかります。エバーフレッシュの用土選びはエバーフレッシュの土でも扱っています。

これはbotani soilに限った話じゃなくて、有機質の土から無機質寄りの土へ移す植え替え全般に言えることなんだ。根の周りの環境が一気に変わると、細い根ほど適応に時間がかかる。心配なら、古い土を全部落とさずに半分だけ入れ替える方法もあるよ。
3. 1Lあたりの単価は高め
3L単品なら約¥827/L、10Lでも¥698/L。ホームセンターの培養土と比べると5〜10倍の水準です。鉢の数が多い人ほど総額が効いてくるので、まとめ買いの単価(3袋で約¥715/L)や10Lサイズを前提に計算しておくとよいでしょう。
4. 「無機質」と「ココヤシ」の記載が並んでいる
前述のとおりです。虫の発生ゼロを厳密に保証する表現ではないことだけ、頭の隅に置いておけば十分です。
I'm original SOILとの違い
ここからは、tokyoplantsが自社で配合している『I'm original SOIL(tokyoplantsプレミアム培養土)』との比較です。先に結論を書くと、この2つは同じゴールを目指して競合している商品ではありません。設計思想が正反対です。
| 比較項目 | botani soil | I'm original SOIL |
|---|---|---|
| 設計の軸 | 無機質主体(硬質赤玉土メイン+鹿沼土) | 有機質が約7割(ヤシ繊維30%・日向石20%・蘭の発酵樹皮20%・ミミズ堆肥10%・ピートモス10%・パーライト10%) |
| 肥料 | 含まれない(別途必要) | ミミズ堆肥由来の有機肥料分を含む |
| 虫の発生リスク | 構造的に低い | 有機質を含むぶん、無機質主体より不利 |
| 水やりの判断 | 色の変化で目視できる | 指・鉢の重さで判断 |
| 保水性 | 排水性寄り | ヤシ繊維・ピートモスで保水を確保 |
| 粒の設計 | 崩れにくい硬質粒 | 粒が大きめで空気の通り道を確保 |
| 得意な植物 | アロイド・ゴムノキ中心、多肉まで幅広く | サトイモ科(アンスリウム・モンステラ・フィロデンドロン) |
| 容量と価格 | 1L ¥1,500/3L ¥2,480/10L ¥6,980(送料無料) | 2L ¥1,200/10L ¥4,800(送料¥800、¥10,000以上で無料) |
| 1Lあたり(送料込み・単品) | ¥827(3L)/¥698(10L) | ¥1,000(2L)/¥560(10L) |
| 化学肥料 | — | 不使用 |
虫のリスクは、配合だけを見ればbotani soilのほうが有利
はっきり書きます。「虫の餌になる有機質をどれだけ含むか」という一点で比べるなら、硬質赤玉土と鹿沼土が主体のbotani soilのほうが構造的に有利です。 I'm original SOILは、天然ヤシの繊維30%・蘭の発酵樹皮20%・ミミズ堆肥10%・ピートモス10%と、配合のおよそ7割が有機質で構成されています。botani soilが掲げる「害虫は有機質の土から発生しやすい」という論法に照らせば、不利に見える配合であることは、ごまかさずにお伝えすべきだと考えています。
虫の発生リスクを最優先の判断軸にしている方——たとえばワンルームでベッドのすぐ横に鉢を置いている方や、過去にコバエで本当に困った経験がある方には、無機質主体の土のほうが素直な選択です。
では、SOILは何と引き換えに有機質7割を選んでいるのか
それでも有機質を入れているのは、無機質の粒だけでは担えない役割が3つあるからです。
肥料分を土自体が持つ
- ミミズ堆肥が有機質100%の肥料分を含む
- 植え替え直後の施肥を考えなくていい
- 植え替え直後は根が弱く、強い施肥がリスクになりやすい時期
保水と通気の両立
- ヤシ繊維と発酵樹皮が水を抱え、日向石とパーライトが隙間をつくる
- 排水性を上げると乾きも早くなる、というトレードオフを素材の組み合わせで緩める設計
サトイモ科の太い根に合う粒径
- 粒を大きめにして空気の通り道を確保
- モンステラ・アンスリウム・フィロデンドロンの太い根が張りやすい
つまり「虫のリスクを下げること」と「土自体に肥料と保水力を持たせること」はある程度トレードオフの関係にあり、2つの商品はその天秤のどちら側に重心を置くかが違う、ということです。どちらが正しいという話ではありません。

有機質は分解されながら少しずつ栄養になり、同時に微生物のすみかにもなる。虫のリスクと引き換えに得ているのはそこなんだ。だから「どっちが良い土か」じゃなくて、「自分は何を優先するか」で選んでほしい。
価格は条件によって逆転する
1Lあたりの単価を並べると、まとめ買いの前提で見え方が変わります。
| 商品・容量 | 1Lあたり(送料込み・単品購入) |
|---|---|
| I'm original SOIL 10L | ¥560 |
| botani soil 10L | ¥698 |
| botani soil 3L | ¥827 |
| botani soil 専用シリーズ 3L | ¥913 |
| I'm original SOIL 2L | ¥1,000 |
少量だけ試すならbotani soil(3L ¥2,480・送料無料)、大容量で揃えるならI'm original SOIL(10L)が安くなります。I'm original SOILの2Lは送料¥800が効いて単価が上がるため、1鉢だけという場合は割高です。鉢サイズごとの必要量は鉢サイズ別の土の必要量を参考にしてください。
どちらを選ぶか
botani soilが向いている人
- 室内で虫を出すことを何よりも避けたい
- 水やりのタイミングに自信がなく、目で確認できる手がかりがほしい
- 肥料は自分で選んで、与える量をコントロールしたい
- 多肉植物からアロイド・ゴムノキまで、1種類の土でまとめたい
- 根腐れを繰り返してしまった経験がある
I'm original SOILが向いている人
- 植え替えを一度で終わらせたい。肥料のことまで土に任せたい
- エアコンや風通しで土が乾きすぎる環境で、水やり回数を減らしたい
- モンステラ・アンスリウム・フィロデンドロンなどサトイモ科が中心
- 10L単位でまとめて買い、単価を抑えたい
- 化学肥料・農薬を使っていない土を選びたい
迷ったときは「過去に自分を一番困らせたのはどちらか」で決めるのが現実的です。コバエに悩まされた記憶が強いなら無機質主体、肥料をやり忘れて葉色が抜けた記憶が強いなら元肥入り。どちらの失敗もしていないなら、育てている植物の種類で決めて構いません。
I'm original SOIL(tokyoplantsプレミアム培養土)は2Lと10Lの2サイズで、どちらもジップ付きの袋です。
よくある質問
Q. botani soilは虫が本当に湧かない?
「湧きにくい」のは配合から見て妥当ですが、「絶対に湧かない」ではありません。 虫の餌になる未分解の有機質が主原料でないため、腐葉土や堆肥ベースの培養土と比べれば発生リスクは下がります。一方で、受け皿に水を溜めたままにする、風通しの悪い場所に置く、屋外にあった鉢をそのまま室内に持ち込む、古い土を再利用する——といった条件が重なれば発生し得ます。土を変えることは対策の一部であって、全部ではありません。
Q. 肥料は何をいつ与えればいい?
公式Q&Aは「固形・液体の肥料を与えましょう」とだけ述べており、銘柄や時期の指定はありません。一般論としては、植え替え時に緩効性の固形肥料を規定量置くか、植え替えから2〜3週間ほど経って根が落ち着いてから液肥を始める運用が無難です。植え替え直後に濃い肥料を与えるのは、弱った根を傷めやすいので避けてください。
Q. 水やりの頻度は?
公式Q&Aの回答は「土の表面がしっかり乾いた2〜3日後」です。表面の色が明るくなった瞬間ではなく、そこから数日おくという考え方になっています。ただし鉢のサイズ・素材・季節・置き場所で乾き方は大きく変わるため、実際には鉢を持ち上げた重さを併用して判断するのが確実です。土の乾き具合の確認方法もあわせてどうぞ。
Q. どんな植物に使える?
公式マニュアルでは「アロイド系・ゴムの木系を中心にほぼ全ての観葉植物に適しています。しっかりとした排水性があるので、サボテンやユーフォルビアなどの多肉植物にも使用することができます」と説明されています。一方で、前述のとおりマメ科(エバーフレッシュ・ソフォラなど)は植え替えのストレスで落葉する可能性がある、という注意書きが別に設けられています。
Q. 微塵(細かい粉)が混ざっているけど大丈夫?
公式Q&Aに回答があります。「製造過程で不要な微塵除去は行なっております。そのまま植替えて問題ありません」とのことです。どうしても気になる場合は、使う前に軽くふるいにかければ排水性はさらに安定します。
Q. 多肉専用・アロイド専用・フィカス専用との違いは?
直販ショップには3Lの専用シリーズ(各¥1,980、送料全国一律760円)があります。公開されている配合の説明文は3つとも同一で、違いは公表されていません。通常版との価格・送料の差も含めて、botani soil専用シリーズの選び分けで詳しく整理しています。
まとめ
botani soilは、硬質赤玉土をメインに鹿沼土を組み合わせた無機質中心の用土で、「虫を出さない」「水やりのタイミングを目で判断できる」という、室内管理のつまずきポイントに正面から答えた商品です。メーカー自身がマメ科の落葉リスクを明記している点にも、誠実さがうかがえます。
一方で、肥料は含まれないため別途用意が必要で、1Lあたりの単価もホームセンターの培養土より明確に高い水準です。この2点を納得して買えるかどうかが、満足度の分かれ目になります。
I'm original SOIL(tokyoplantsプレミアム培養土)は、配合の約7割が有機質という、ほぼ正反対の設計です。虫のリスクという一点ではbotani soilのほうが構造的に有利で、その代わりSOILは土自体に肥料分と保水力を持たせ、植え替え後の手数を減らすことを選んでいます。
用土選びに唯一の正解はありません。虫を最優先で避けたいのか、手間を最優先で減らしたいのか——自分の優先順位をはっきりさせたうえで、納得して選んだ一袋を使ってください。
この記事を書いた人

Masashi Matsubuchi / tokyoplants
tokyoplants オーナー
東京・世田谷を拠点とする希少観葉植物専門店「tokyoplants」オーナー。自ら海外へ足を運んで一点ずつ厳選した株を買い付け、年間800株以上を自身の手で育てて販売しています。
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