観葉植物管理アプリ比較|Green Collection他4選
Contentsこの記事の内容7項目
「水やりを忘れて葉がしおれてしまった」「この植物、名前も育て方もわからない」——観葉植物の管理アプリは、こうした悩みを解決するために作られています。ただ、いざ探すと似たようなアプリが大量に出てきて、どれを入れればいいのか判断できません。
この記事では、tokyoplantsが開発したiPhoneアプリ「Green Collection」と、海外で人気の高い「Planta」「Greg」「PlantIn」、日本の植物SNS「GreenSnap」の5つを比較します。自社アプリを含む比較記事ですので、Green Collectionの弱点も隠さず書いています。 各アプリの数値はApp Store・Google Playの掲載情報や公開情報を2026年9月時点で確認したもので、確認できなかった項目は「情報未確認」と明記しています。
- Android
- Green Collectionは非対応。Planta・Greg・PlantInから選ぶ
- 記録したい
- 記録項目12種類のGreen Collection
- 実績で選ぶ
- 利用者1,000万人規模のPlanta
- 環境の最適化
- 鉢や置き場所まで提案してくれるGreg
- 名前を調べる
- 識別種数が多いPlantIn
- 交流したい
- 日本語SNSのGreenSnap
結論:3つの質問で答えが出ます
どのアプリが「一番」ということはなく、何を重視するかで答えが変わります。次の3問に答えれば、候補はほぼ1つに絞れます。
- 1使う端末はAndroidですか?→ はい、ならGreen Collectionは選べません(iPhone専用)。Planta・Greg・PlantIn・GreenSnapが候補になります
- 2アプリに求めるのは「名前を知ること」ですか、「育てながら記録すること」ですか?→ 名前ならPlantIn・GreenSnap。記録ならGreen Collection・Planta・Greg
- 3お金をかけずに始めたいですか?→ はい、ならGreenSnap(基本無料・広告あり)かGreen Collection(3株まで無料)。海外3アプリは主要機能が有料前提です
基本情報の比較
まずは「使えるかどうか」を決める基本スペックです。
| 項目 | Green Collection | Planta | Greg | PlantIn | GreenSnap |
|---|---|---|---|---|---|
| 開発・運営 | tokyoplants | Stromming | Greg(Gregarious) | Vortemol Limited | GreenSnap株式会社 |
| 対応OS | iPhoneのみ(iOS 17.0以上) | iOS / Android | iOS / Android | iOS / Android | iOS / Android |
| 対応言語 | 日本語・英語・韓国語・繁体字中国語 | 主に英語圏 | 主に英語圏 | 主に英語圏 | 日本語中心 |
| 無料で使える範囲 | 3株まで(機能制限なし) | 基本のリマインダー中心 | 種類判定は無料 | 一部機能 | 基本無料(広告あり) |
| 有料プラン | Pro(金額はApp Store表示を参照) | 月$9.99/3ヶ月$19.99/年$35.99 | サブスクリプションあり | 年$29.99ほか複数プラン | 大きな課金要素は確認できず |
| ストア評価 | App Store参照 | ★4.8・約107,000件(米App Store) | ★4.6・約20,000件(米App Store) | ★4.6・約229,000件(米App Store) | ★4.6・約9,200件(日本App Store) |
機能の比較
次に「何ができるか」です。Green Collectionの強みが出るのはこの領域ですが、情報が公開されていない項目も多く、「情報未確認」は「機能がない」という意味ではありません。
| 機能 | Green Collection | Planta | Greg | PlantIn | GreenSnap |
|---|---|---|---|---|---|
| AIによる種類判定 | ○(Pl@ntNet API+1,025種の図鑑) | ○ | ○(鉢サイズ・窓までの距離も測定) | ○(24,000種以上に対応と説明) | ○(「教えてカメラ」) |
| 症状からの健康相談 | ○(Free月3回/Pro上限なし) | ○(Dr. Planta) | 情報未確認 | 情報未確認 | 情報未確認 |
| 光量のチェック | ○(カメラでlux換算) | ○(内蔵ライトメーター) | 情報未確認 | 情報未確認 | 情報未確認 |
| お世話記録の項目数 | 12種類 | 水やり・肥料・剪定・植え替え・葉水など | 水やり中心 | 水やり・剪定・肥料など | SNS投稿が中心 |
| 通知の自動調整 | ○(Proで季節係数・屋外は天気連動) | ○ | ○(環境条件を加味) | ○ | — |
| コミュニティ機能 | ともだち機能(QR交換・葉水を送る) | あり | グローバルコミュニティ | 情報未確認 | ◎(投稿写真2,000万枚超) |
| ウィジェット | ○(ホーム/ロック画面) | 情報未確認 | 情報未確認 | 情報未確認 | 情報未確認 |
各アプリの特徴と、向いている人
Green Collection(tokyoplants)
観葉植物専門店tokyoplantsが開発したiPhone専用アプリです。最大の特徴は、撮影した植物の写真を自動で切り抜いてホーム画面の「棚」に並べる、コレクション性の高いUI。単なるリマインダーではなく、育てている植物を眺めて楽しむ体験そのものを設計しています。
種類がわからない植物はPl@ntNet APIによるAI判定で候補を絞り込めます。ベースとなる図鑑データは1,025種で、適温・適湿度・水やり間隔などを日本語・英語・韓国語・繁体字中国語の4言語で参照できます。
お世話の記録は水やり・葉水・肥料・活力剤・液肥・薬剤散布・植え替え・剪定・発根・鉢回転・メモ・写真の12種類。水やりはアイコンのダブルタップだけで完了します。ほかにカメラでその場の明るさをlux換算する「光チェック」、写真と症状から相談できる「AI健康チェック」(Free月3回・Pro上限なし)、QRコードで友達とつながる「ともだち」機能、ウィジェットなどを備えています。3株までは無料のまま使い続けられます。

水やり以外の項目まで12種類も記録できるアプリって実はあまり多くないんだよ。特に液肥と活力剤を分けて記録できると、後から「あれ、この不調は肥料のせい?」と振り返るときにすごく役立つんだ。
向いている人:iPhoneユーザーで、記録を見て楽しみたい人/水やり以外も細かく残したい人/日本語以外でも育て方を調べたい人

Androidを使っている家族や友達とお世話を共有したい場合は、今のところGreen Collectionだと難しいんだ。そこは正直に、対応OSの範囲で選んでもらえたら嬉しいな。
Planta
Stromming社が開発する海外発のアプリで、iOS・Android両対応。写真からの植物識別、水やり・肥料・植え替え・剪定・葉水のリマインダー、植物ごとの記録を残せる「プラントジャーナル」などを備えています。特徴的なのは、黄色い葉や茶色い斑点といった症状を入力すると対処法を提案する「Dr. Planta」と、設置場所の明るさを測る内蔵ライトメーターです。
米App Storeでは★4.8・約107,000件と、比較した中で最も高い評価を得ています。公開情報では利用者1,000万人規模とされ、実績という点では頭ひとつ抜けています。料金は1ヶ月$9.99/3ヶ月$19.99/1年$35.99という価格帯が確認できました(2026年9月時点。実際の金額はストア表示をご確認ください)。無料でも基本のリマインダーは使えますが、識別や診断など主要機能の多くは有料プラン向けです。
向いている人:Androidユーザー/実績と機能量を重視する人/英語での利用に抵抗がない人
Greg
「PlantVision」と呼ばれる画像認識機能が特徴のアプリです。植物の種類を判定するだけでなく、鉢のサイズや窓までの距離まで測定し、鉢の材質・光条件・排水の有無といった条件を加味して、その株専用の水やりプランを作成するとされています。コミュニティに質問を投げる機能もあります。
種類判定は無料で使えますが、パーソナライズされたケアスケジュールは有料サブスクリプションが必要です。米App Storeでの評価は★4.6・約20,000件。一方Google Playでは評価がやや低めに出ているという情報もあり、ストアによって差が見られる点は参考情報として押さえておきたいところです。
向いている人:置き場所や鉢の条件まで踏まえた個別最適化を求める人
PlantIn
iOS・Android両対応の植物識別・ケアアプリ。24,000種以上の植物に対応する識別機能を謳っており、水やり・剪定・肥料のリマインダーも備えます。差別化ポイントとして、樹皮からの識別機能(tree bark identification)が紹介されていました。
米App Storeでは★4.6・約229,000件と、比較した中で最もレビュー件数が多いアプリです。価格は年$29.99のプランのほか、週単位・買い切りなど複数のプランが確認できました。

判定できる種類の数だけで見るとPlantInの24,000種以上はすごい数字だけど、種類がわかった後にどれだけ細かくお世話を記録・追跡できるかは別の話なんだ。「名前を知りたい」のか「育てながら記録したい」のか、自分がアプリに求めるものを先に整理すると選びやすいよ。
向いている人:とにかく幅広く植物の名前を調べたい人
GreenSnap
日本発の植物SNSアプリです(運営はGreenSnap株式会社。もともとアライドアーキテクツの事業として始まり、2017年に分社化されました)。他の4アプリが「お世話管理」を主軸にしているのに対し、GreenSnapは「植物好き同士の交流」が軸である点が大きく異なります。写真を撮ると名前をAIが判定する「教えてカメラ」があり、投稿写真には「いいね」やコメントができます。累計投稿数は2,000万枚を超えるとされ、国内の植物SNSとしては圧倒的な知名度です。
育て方を調べられる植物図鑑もありますが、お世話の記録機能は管理特化アプリほど細かくはありません。日本App Storeでは★4.6・約9,200件。基本無料(広告あり)で使えます。
向いている人:管理より交流を楽しみたい人/日本語の情報量を重視する人/無料で気軽に始めたい人
併用という選択肢
1つに絞る必要はありません。役割が重ならない組み合わせなら、併用したほうが快適なケースもあります。
記録 × 交流
- 日々のお世話記録と光チェックはGreen Collection
- 写真の投稿や質問はGreenSnap
- 重複しない:片方は個人の記録、もう片方は公開の場という住み分け
識別 × 管理
- 名前がわからない株の判定はPlantInやGreenSnap
- 名前がわかった後の記録はGreen CollectionやPlanta
- 注意点:識別アプリの多くは種類判定の後に有料プランを案内するため、課金対象を意識して使い分ける
よくある質問
Green Collectionのお世話記録は他のアプリより本当に細かいのですか?
今回比較した5アプリの中で、水やり・葉水・肥料・活力剤・液肥・薬剤散布・植え替え・剪定・発根・鉢回転・メモ・写真という12種類の記録項目を明示しているのはGreen Collectionのみでした。他アプリは水やり・肥料・剪定・植え替えなど数項目に絞られているケースが多く見られます。ただし、公開されている情報の範囲での比較であり、実際にはより多くの項目に対応している可能性はあります。
Green CollectionにAndroid版はありますか?
現時点ではありません。iPhone専用アプリです(iOS 17.0以上)。Android端末でケア機能を使いたい場合は、Planta・Greg・PlantInなどAndroid対応の海外アプリか、GreenSnapが選択肢になります。
AIによる植物の種類判定はどのアプリが一番正確ですか?
正確性を横並びで比較できる公開データは確認できませんでした。判定精度は撮影条件(葉の写り方、背景、光の強さ)によっても大きく変わるため、気になる株を複数のアプリで試して見比べるのが現実的な方法です。
有料プランに入る価値があるのはどんな人ですか?
育てている株が3つ以下なら、Green Collectionは無料のまま使い続けられます。株数が増えて記録が追いつかなくなった、または季節に応じた水やり間隔の自動調整が欲しくなった段階が、有料を検討するタイミングです。海外アプリは主要機能が有料前提のものが多いため、まず無料範囲を試して合うかどうかを確かめてから判断してください。
まとめ
- Green Collection:コレクション性の高いUI、12種類のお世話記録、4言語対応、光チェック・AI健康チェックが強み。iPhone専用でAndroid版なし
- Planta:利用者規模と評価が最も大きい。Dr. Plantaによる症状診断とライトメーターが特徴
- Greg:鉢サイズや設置場所まで加味した個別最適化に強み
- PlantIn:識別種数とレビュー件数が最多。名前を調べる用途に強い
- GreenSnap:日本語SNSとしての交流機能。基本無料で気軽に使える
どれも設計思想が違うだけで、優劣の話ではありません。「植物のお世話を記録として残しながら、コレクションのように育てる楽しみも味わいたい」という方には、まずGreen Collectionを試していただくのがおすすめです。
Green Collectionの機能をさらに詳しく知りたい方は Green Collectionの全機能ガイド をご覧ください。日々のお世話については モンステラの育て方ガイド や 根腐れの原因と復活方法 も参考にしてください。
この記事を書いた人

Masashi Matsubuchi / tokyoplants
tokyoplants オーナー
東京・世田谷を拠点とする希少観葉植物専門店「tokyoplants」オーナー。自ら海外へ足を運んで一点ずつ厳選した株を買い付け、年間800株以上を自身の手で育てて販売しています。
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