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フィランサス・ウリナリア ピンク斑入り|Phyllanthus urinaria 'Pink Variegated' 図鑑
植物図鑑

フィランサス・ウリナリア ピンク斑入り|Phyllanthus urinaria 'Pink Variegated' 図鑑

by tokyoplants 編集部

基本情報

項目 内容
学名 Phyllanthus urinaria 'Pink Variegated'
科名 コミカンソウ科(Phyllanthaceae)
属名 フィランサス属(Phyllanthus
原産地 熱帯・亜熱帯アジア(インド・東南アジア・中国南部)
成長型 常緑〜半常緑(高温多湿で年間成長)
耐寒性 弱い(最低15℃以上を推奨)
分類 斑入り観葉植物(カルチバー)
別名 Chamber Bitter(英語圏流通名)

特徴

フィランサス・ウリナリア ピンク斑入りは、コミカンソウ科フィランサス属の熱帯植物に現れた斑入り個体を固定・流通させたカルチバーです。原種の Phyllanthus urinaria は熱帯アジアに広く自生する小型植物ですが、このピンク斑入り品種は観葉植物として別格の魅力を持っています。

ピンク〜クリームの斑

最大の特徴が、葉に入るピンク・クリーム・白の複合斑です。新葉ほど発色が鮮やかで、淡いピンクからサーモンピンク、クリームホワイトまで個体によって異なります。光量が十分にあると斑の発色がより鮮明になります。

羽状に並ぶ小葉

茎に沿って小さな楕円形の葉が左右対称に並ぶ「羽状葉」の見た目が特徴的です。この葉の並びが繊細な印象を与え、インテリアとして映えます。

就眠運動(ニクチナスティ)

フィランサス属全般に見られる特徴として、**夜になると葉が閉じる「就眠運動」**があります。日中は葉を開き、夕方以降に葉を折りたたむように閉じる動きは、育てる楽しさのひとつです。

小さな実

成熟した株では茎の下側に沿って小さな球形の実をつけます。この実の並び方が属名の由来( phyll=葉、anthos=花)とも関係し、植物としての個性を引き立てます。


原種との違い

比較項目 原種 P. urinaria ピンク斑入り品種
葉の色 緑一色 ピンク・クリーム・白の斑入り
観賞性 雑草的、緑のみ インテリア映えする高い観賞性
流通量 観葉植物としてはほぼ流通しない 希少・即完売することが多い
価格帯 雑草扱いのため流通なし 希少品として高価格
斑の安定性 個体差あり(新葉で特に発色鮮明)

育て方

明るい間接光を好みます。直射日光が長時間当たると葉焼けするため、レースカーテン越しの窓際が最適です。光量が少なすぎると斑の発色が薄くなるため、できるだけ明るい場所に置くことがポイントです。

  • 最適:明るい窓際(遮光あり)
  • :半日陰(斑は薄くなりやすい)
  • 不可:直射日光が直接当たる場所

温度・湿度

熱帯原産のため、15℃以上の暖かい環境が必要です。冬は室内の暖かい場所に移動させ、10℃以下にならないよう管理します。

高湿度を好むため、空調が効いた乾燥した室内では葉先が傷みやすくなります。加湿器の近くや、水を張ったトレーの上に鉢を置くと湿度を確保しやすくなります。

水やり

土の表面が乾いたらたっぷり与えます。過湿は根腐れの原因になるため、鉢底に水が溜まらない管理が重要です。冬は生長が緩慢になるため、やや乾燥気味に管理します。

  • 春〜秋:土の表面が乾いたらたっぷり
  • :土が乾いてから2〜3日後に与える

用土

水はけの良い用土が適しています。市販の観葉植物用培養土に、パーライトや軽石を20〜30%混ぜることで通気性が向上します。根が細く繊細なため、粗すぎる用土よりも適度な保水性を持った配合が安定します。

肥料

成長期(春〜秋)に液体肥料を月1〜2回与えます。冬は施肥を控え、休眠に近い状態で管理します。


斑の安定性について

ピンク斑入り品種でよく聞かれるのが「斑が消えるか」という疑問です。フィランサス・ウリナリア ピンク斑入りについては以下のことが確認されています。

  • 新葉ほど斑が鮮明:展開直後の葉は特にピンクや白が強く出ます
  • 光量で発色が変わる:光が足りないと斑が薄くなりやすい
  • 全緑の葉が出ることがある:斑なしの枝が出た場合は、元から切り戻すと斑入りの性質が維持されやすいです
  • 温度・栄養状態が影響:適切な管理下では斑が安定して出続けます

入手について

フィランサス・ウリナリア ピンク斑入りは国内流通量が非常に少なく、希少植物専門店やオンラインショップでのみ入手できます。ホームセンターや一般の園芸店ではほとんど見かけません。

入荷があっても即完売することが多いため、専門店の入荷情報を定期的にチェックすることが入手の近道です。

選び方のポイント:

  • 葉に張りがあり、ピンク・クリームの斑が出ているものを選ぶ
  • 茎がしっかりしており、徒長していないものが健康な株
  • 根が白く清潔で、鉢から出したときに根詰まりしていないもの

まとめ

フィランサス・ウリナリア ピンク斑入り(Phyllanthus urinaria 'Pink Variegated')は、熱帯アジア原産のコミカンソウ科植物の希少な斑入り品種です。

  • ピンク〜クリームの繊細な斑が最大の魅力
  • 羽状に並ぶ小葉と夜に葉を閉じる就眠運動が個性的
  • 明るい間接光・高温多湿・水はけの良い用土が育て方の基本
  • 国内流通量が極めて少なく、入荷即完売になることも多い希少種

育て方は一般的な熱帯観葉植物に準じており、初心者でも管理できます。その希少性と繊細な美しさから、コレクターや植物好きに特に人気の品種です。

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