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アンスリウム・マグニフィカム|大型ベルベット葉の特徴と育て方
植物図鑑

アンスリウム・マグニフィカム|大型ベルベット葉の特徴と育て方

by tokyoplants 編集部

基本情報

項目 内容
学名 Anthurium magnificum Linden
科名 サトイモ科(Araceae)
属名 アンスリウム属(Anthurium
原産地 コロンビアの熱帯雨林
生育型 常緑多年草(地生)
耐寒温度 15℃以上
葉のサイズ 長さ30〜60cm以上

特徴

壮大なベルベット葉

種小名 "magnificum"(壮大な)の通り、大型のハート型の葉がベルベット質の深いグリーンに包まれる。葉面にはクリスタリナムに似た白い葉脈が走るが、葉がより大きく厚みがあり、全体的に重厚な印象を与える。

四角い葉柄

マグニフィカムの識別特徴のひとつが、葉柄の断面が四角形(翼のある角張った形状)である点。クリスタリナムの葉柄は丸い断面のため、この違いで両種を確実に見分けることができる。

シルバーフォーム

'Silver' と呼ばれるフォームは、新葉が通常のダークグリーンではなくシルバー〜淡緑色で展開し、より明るい印象になる。コレクター人気が特に高い。

成長の特性

成長はゆっくりで、年間に展開する葉は5〜8枚程度。一枚一枚の葉が大きく成長するため、新葉の展開は数週間かけてゆっくり進む。


育て方

明るい間接光が最適。大型の葉は光合成面積が広いため、中程度の光量でも成長するが、明るい環境ほどベルベットの質感と葉脈のコントラストが美しく出る。直射日光は厳禁。

温度

生育適温は20〜28℃。コロンビアの熱帯雨林原産のため、高温を好む。15℃以下で成長が停止し、10℃以下では葉が傷む。

水やり

土の表面が乾いたら与える。大型の葉は蒸散量が多いため、成長期の水切れに注意。ただし過湿は根腐れに直結するため、排水性の高い土とセットで管理する。

湿度

70%以上が理想。 クリスタリナムと同等の高湿度を要求する。加湿器の併用を推奨。新葉が展開する際に湿度が低いと、葉が完全に開かず変形することがある。

通気性と排水性を最優先。バークチップ、パーライト、ピートモスの粗い配合。根が太いため、細かい土は根の通気を妨げる。

肥料

成長期に月1回の液肥(規定量の半分)。成長が遅いため過肥に注意。冬季は不要。

植え替え

1〜2年に1回。根が大きく太いため、やや大きめの鉢を選ぶ。通気性の高いスリット鉢が適する。


よくあるトラブル

新葉が変形する

展開時の湿度不足が主な原因。新葉が出始めたら湿度を80%近くに上げると、きれいに展開しやすい。

葉先・葉縁が茶色くなる

湿度不足。加湿器で70%以上を維持する。

成長が遅い

本種の成長は元々穏やかなため、年5〜8枚の新葉なら正常。光量と温度が十分であれば焦らない。

葉柄が折れる

大型の葉を支える葉柄に物理的ダメージが入ると折れることがある。風の強い場所や人通りの多い場所を避ける。


まとめ

  • マグニフィカムは大型ベルベット葉と四角い葉柄が特徴の葉ものアンスリウム
  • クリスタリナムより大きく重厚。シルバーフォームが特に人気
  • 高湿度(70%以上)と温暖な環境が栽培の鍵
  • 成長は遅いが、一枚一枚の葉の迫力が圧倒的
  • 葉柄の断面でクリスタリナムと確実に識別できる

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