培養土と赤玉土の違い|観葉植物にはどちらが向く?
Contentsこの記事の内容7項目
「培養土」と「赤玉土」どちらを買えばいい?
ホームセンターの園芸コーナーに行くと、「観葉植物の培養土」と「赤玉土」が並んでいます。どちらも土なのに何が違うのか、最初は分かりにくいですよね。
結論:培養土はそのまま使える完成品、赤玉土は配合素材のひとつ。 目的が違うため、どちらが優れているという話ではありません。
Pick Up — この記事で使う用土
培養土とは?
培養土(ばいようど)は、複数の土や素材をブレンドして植物がすぐ育てられるように調整した配合土です。
赤玉土・腐葉土・パーライトなどをあらかじめ混ぜた「完成品」で、肥料が配合されているものも多いです。
特徴:
- 袋を開けてそのまま使える
- 肥料・pH調整済みのものが多い
- 品質は製品によって大きく異なる
- 有機物が多めで室内では虫が出やすいことも

「培養土」は原材料の配合比率が製品ごとに大きく違う。パッケージの成分表示で赤玉土主体か腐葉土主体かを見ておくと、自分が育てている植物との相性が事前に判断しやすいよ。
赤玉土とは?
赤玉土(あかだまつち)は、関東ローム層の火山灰土を乾燥させて粒状に加工した単用土です。それ自体は肥料分をほとんど含まないため、単体では使わず他の素材と混ぜて使います。
特徴:
- 弱酸性(pH 6.0前後)
- 保水性・排水性・通気性のバランスが良い
- 肥料分がほぼないため、肥料を別途配合する
- 粒が崩れると排水性が落ちる(定期的な植え替えが必要)

赤玉土は使う前に指で軽くつまんで潰れないか確認する癖をつけるといいよ。すでにボロボロ崩れる粒が多い場合は、排水性が落ちているサインだから新しい土に替えるタイミングだよ。
培養土 vs 赤玉土:比較表
| 項目 | 培養土 | 赤玉土 |
|---|---|---|
| 使い方 | そのまま使える | 他の素材と混ぜて使う |
| 肥料 | 含まれることが多い | ほぼ含まない |
| pH | 製品による(多くは弱酸性) | 弱酸性(pH 5.5〜6.5) |
| 排水性 | 製品による | 良い(小粒ほど緻密) |
| 虫の発生 | 有機物が多いと出やすい | 出にくい |
| 価格 | やや高め | 安価 |
| 初心者向け | ○ | △(配合知識が必要) |
観葉植物にはどちらが向く?
培養土が向くケース
- 初めて観葉植物を育てる
- 配合の手間をかけたくない
- 丈夫な品種(ポトス・サンスベリア・パキラなど)を育てる
赤玉土(配合)が向くケース
- 希少品種・デリケートな植物を育てる
- 水はけをコントロールしたい
- 室内で虫を出したくない
- 植物ごとに最適な配合を作りたい
基本のブレンド配合:赤玉土ベース
赤玉土をベースに使う場合の基本配合です。
| 素材 | 割合 |
|---|---|
| 赤玉土(小粒) | 40% |
| 腐葉土 | 30% |
| パーライト | 20% |
| バーミキュライト | 10% |
この配合で市販の培養土に近い性能が出せます。腐葉土の代わりにヤシガラ繊維を使うと、より清潔で室内向きになります。

配合を変えた日は「今回は腐葉土を少し増やした」のようにメモを残しておくといいよ。次の植え替えで土の状態を見比べたとき、どの配合が自分の植物に合っていたか振り返りやすくなる。
まとめ
- 培養土:そのまま使える完成品。初心者や丈夫な品種向け
- 赤玉土:配合素材のひとつ。単体では使わず、他の素材と混ぜる
- 希少植物・室内栽培には赤玉土ベースの自作配合か、専門店のブレンド土が向く
どちらを選ぶかは「どんな植物を・どこで育てるか」によって変わります。ホームセンターの市販培養土に満足できない場合は、配合にこだわった専門土への切り替えを検討してみてください。
この記事を書いた人

Masashi Matsubuchi / tokyoplants
tokyoplants オーナー
東京・世田谷を拠点とする希少観葉植物専門店「tokyoplants」オーナー。自ら海外へ足を運んで一点ずつ厳選した株を買い付け、年間800株以上を自身の手で育てて販売しています。
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