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観葉植物の土を自分で配合する方法|基本の割合と植物別レシピ
土・用土

観葉植物の土を自分で配合する方法|基本の割合と植物別レシピ

by tokyoplants 編集部

市販の観葉植物の土は手軽ですが、すべての植物に最適とは限りません。自分で配合すれば、育てている植物の性質に合わせた「最適な環境」を作れます。この記事では、初心者でもすぐに実践できる配合の基本と、植物タイプ別のレシピを紹介します。

この記事でわかること

  • 土を自分で配合するメリットと注意点
  • 配合に使う素材の種類と役割
  • 基本の配合比率
  • 植物タイプ別の配合レシピ
  • 配合で失敗しないためのポイント

自分で配合するメリット

植物に最適な環境を作れる

モンステラとサンスベリアでは、求める水はけも保水性もまったく違います。市販の万能土では対応しきれない差を、自分の配合で埋められます。

コストを抑えられる

鉢数が多い場合、素材を個別に買ってまとめて配合したほうが、市販の培養土を何袋も買うより安くなることがあります。赤玉土14Lで500〜700円程度。市販培養土12Lで1,000〜1,500円と比べると差は明らかです。

土のコンディションを把握できる

何が入っているか自分でわかるため、問題が起きたときの原因特定が容易です。「水はけが悪い」と感じたらパーライトを足す、といった微調整もすぐにできます。


配合に使う主な素材と役割

赤玉土(小粒)── 基本素材

関東ローム層の火山灰土を粒状に加工したもの。保水性と排水性のバランスが良く、観葉植物の土のベースとして最も使われる素材です。時間が経つと粒が崩れるため、1〜2年ごとの入れ替えが前提になります。

鹿沼土 ── 酸性寄り・排水性高め

赤玉土より軽く、排水性が高い素材。やや酸性に傾くため、酸性を好む植物(ブルーベリーなど)に向いています。観葉植物では少量を混ぜて排水性を補う使い方が一般的です。

パーライト ── 通気性の切り札

真珠岩を高温で膨張させた白い粒。非常に軽く、土の中に空気の通り道を作ります。排水性と通気性を上げたいときに混ぜる素材。入れすぎると水を弾きすぎるため、全体の2割以下が目安です。

バーミキュライト ── 保水性を補う

蛭石を加熱膨張させたもの。スポンジのように水を吸い保持します。保水性を上げたいときに少量加えますが、排水性は下がるため入れすぎに注意。

軽石(日向石) ── 排水性と長持ち

宮崎県産の軽石で、非常に硬く崩れにくいのが特徴。鉢底石としても使えますが、土に混ぜると長期間排水性を維持できます。

バーク堆肥 ── 有機質を補う

樹皮を発酵させた堆肥。微生物の活動を促し、長期的な土壌環境を支えます。完熟したものを選べば虫も湧きにくい。

ココチップ・ココピート ── 軽量で扱いやすい

ヤシ殻由来の素材。ココチップは粗い繊維状で通気性が高く、ココピートは細かく保水性が高い。用途に応じて使い分けます。


基本の配合比率

観葉植物全般に使える、汎用性の高い配合です。

素材 割合 役割
赤玉土(小粒) 5 ベース
パーライト 2 通気性・排水性
バーク堆肥 2 有機質・微生物
軽石(小粒) 1 排水性の安定

この配合をベースに、植物の特性に合わせて比率を調整していきます。


植物タイプ別の配合レシピ

サトイモ科(モンステラ・フィロデンドロン・アンスリウム)

通気性を最優先。根が太く、空気を好むため粗めの素材を多めに。

素材 割合
赤玉土(小粒) 3
ココチップ 3
日向石 2
バーク堆肥 2

ポイント:ココチップの粗さが空気の通り道を確保します。市販土をベースにする場合は、ココチップと日向石を3割追加するだけでも効果があります。

シダ類・カラテア・マランタ

保水性をやや高めに。ただし排水性は維持。

素材 割合
赤玉土(小粒) 5
バーミキュライト 2
ピートモス 2
パーライト 1

ポイント:バーミキュライトとピートモスで保水性を確保しつつ、パーライトで最低限の排水性を維持します。

多肉質の観葉植物(サンスベリア・ザミオクルカス)

排水性を最大に。過湿は致命的。

素材 割合
赤玉土(小粒) 4
軽石(小粒) 3
パーライト 2
バーク堆肥 1

ポイント:有機質は最小限に。全体の7割が無機質素材になるよう意識してください。

ビカクシダ

通常の鉢植えではなく、板付けや苔玉で育てることが多い植物ですが、鉢植えにする場合の配合です。

素材 割合
ベラボン(ココチップ粗目) 5
水苔 3
パーライト 2

ポイント:赤玉土は使いません。とにかく通気性と軽さを重視。根腐れしやすいため、鉢は素焼き鉢かスリット鉢を選びましょう。


配合で失敗しないためのポイント

微塵を取り除く

赤玉土や鹿沼土は袋の中で粒が擦れ合い、細かい粉(微塵)が発生します。そのまま使うと水はけが悪くなるため、ふるいにかけて微塵を取り除いてから使いましょう。園芸用のふるい(3mm目)で十分です。

素材は乾いた状態で混ぜる

湿った状態で混ぜると、素材同士がくっついて均一に混ざりません。配合作業は素材が乾いた状態で行い、植え付け後に水をたっぷり与えてください。

一度に大量に作りすぎない

配合した土を長期間保管すると、有機質が劣化したり、カビが生えることがあります。使う分だけ配合するか、密閉容器で冷暗所に保管しましょう。

まずは基本配合から始める

最初から凝った配合に挑戦すると、何が良くて何が悪いのか判断できません。まずは基本配合で植え替えてみて、植物の反応を見ながら次回の配合で調整する。この繰り返しが上達の近道です。


まとめ

観葉植物の土の配合は、3つの要素のバランスで決まります。

  • 排水性(水はけ):赤玉土・軽石・パーライト
  • 保水性(水もち):バーミキュライト・ピートモス・ココピート
  • 通気性(空気の通り):ココチップ・パーライト・軽石

基本配合(赤玉土5:パーライト2:バーク堆肥2:軽石1)を出発点に、植物の性質と自分の水やり習慣に合わせて調整していきましょう。


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自分で配合する際の「お手本」としても参考になります。

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