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アグラオネマの価格相場|品種別の選び方
育て方ガイド

アグラオネマの価格相場|品種別の選び方

by Masashi Matsubuchi
Contentsこの記事の内容10項目
  1. 1結論
  2. 2価格帯は3つに分かれる
  3. 3サイズ(号数)と価格
  4. 4系統・品種と価格
  5. 5原種ピクタムが一桁高い理由
  6. 6tokyoplantsで扱っている3品種の価格帯
  7. 7買う前のチェックポイント
  8. 8よくある失敗例
  9. 9よくある質問
  10. 10まとめ

アグラオネマを調べはじめると、同じ「アグラオネマ」という名前で1,000円台のものと6万円を超えるものが並んでいて戸惑います。この差は品質の良し悪しではなく、系統・サイズ・柄の出方・一点ものかどうかという4つの要素の掛け算です。この記事では、実際の販売ページで確認できた価格を整理したうえで、自分の予算と環境に合う株の選び方を示します。

At a glance30秒でわかる価格の目安
入門
クラシック系4号で3,000〜4,000円前後
最安
ハイドロ用の小苗なら1,000円以下もある
赤・ピンク系
4号で2,000〜5,000円。柄で大きく変動
大型
8号の株立ちで10,000円前後
原種ピクタム
一点もので15,000〜65,000円
決め手
サイズより系統と柄のほうが価格を動かす

結論

  1. 最初の1株なら、クラシック系(緑・シルバー)の4号で3,000〜4,000円が最も失敗しにくい価格帯。流通量が多く、耐陰性が高く、環境を選びません。
  2. 赤やピンクのタイカラー系は同じサイズでも価格の幅が広い。2,000円台で買える品種もあれば、同じ3号で6,000円を超える品種もあります。差を生むのは柄と流通量です。
  3. 原種のピクタムだけは桁が変わる。一点ものとして取引され、15,000円から60,000円超まで。買う前に、高湿度を維持できる環境があるかを先に確認してください。

価格帯は3つに分かれる

Numbers確認できた価格レンジ
748円
最も安かった出品
ハイドロ用の小苗(2寸)
3,380円
定番品種4号の中心価格
シルバークイーン
64,800円
最も高かった出品
産地名つきピクタム トリカラー

量産流通ゾーン

  • 価格: 1,000〜5,000円
  • 中身: シルバークイーン、マリア、オースピシャスレッドなど
  • 特徴: 生産量が多く値段が安定
  • 向く人: 最初の1株

希少柄ゾーン

  • 価格: 5,000〜10,000円
  • 中身: ウィザードレッド、ロータスディライト、斑入り原種など
  • 特徴: 柄の出方で1株ごとに値が違う
  • 向く人: 2株目以降

コレクターゾーン

  • 価格: 15,000円〜
  • 中身: 産地名つきピクタム、選抜個体のF1
  • 特徴: 完全な一点もの
  • 向く人: 環境を作れる人

サイズ(号数)と価格

鉢のサイズは「号」で表され、1号=直径約3cmです。同じ品種なら、おおむね号数に比例して価格が上がります。

サイズ 目安の草丈 確認できた価格の例 置き場所
2〜3寸(ハイドロ苗) 10cm前後 748〜2,139円 小さな容器・テラリウム
3号(直径約9cm) 15〜25cm 1,980円〜 デスク・棚
3.5〜4号(約10〜12cm) 25〜40cm 1,780〜4,880円 棚・サイドテーブル
5号(約15cm) 40〜50cm 3,400円前後 床置き・低いスタンド
6号(約18cm) 50〜60cm 3,498〜4,380円 床置き
8号(約24cm) 60cm以上 9,980円前後 床置き・部屋の主役

サイズを上げると価格は上がりますが、管理の難易度も上がります。鉢が大きいほど土の量が増え、乾くまでの時間が長くなるためです。アグラオネマは過湿に弱い植物なので、「大きいほうがお得」とは一概に言えません。

シャディ
シャディ植物のお世話係TIP

最初の1鉢は4号くらいがちょうどいいよ。土が乾くまでの時間が読みやすくて、水やりの感覚をつかみやすいサイズ。慣れてから大きい株に進むほうが、結果的に失敗が少ない。

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系統・品種と価格

クラシック系(緑・シルバー)

品種 確認できた価格の例
シルバークイーン 4号 3,380円/3,680円
シルバークイーン 5号 3,400円
シルバークイーン 6号 4,380円
シルバークイーン 8号 9,980円
マリア 3.5号ポット苗 2,980円
マリア 4号(鉢付き) 3,280〜3,980円

最も価格が安定しているグループです。生産量が多く、どの時期でも手に入ります。耐陰性が高いので、室内照明だけの場所にも置けます。はじめての1株、あるいはオフィスや店舗に置く用途であれば、このゾーンから選ぶのが合理的です。

タイカラー系(赤・ピンク・オレンジ)

品種 確認できた価格の例
オースピシャスレッド 4号 1,780〜2,980円
チャイナレッド 4号 3,381円(+送料)
ビューティー 3,179円
レッドアーミー 4,279円
アンヤマニー トリカラー 5,720円
ゴースト 4号 4,880円
ウィザードレッド 3号 6,600円
斑入りコンムタツム 3号 5,580円

幅が大きいのがこのゾーンです。サイズではなく柄と流通量で値段が決まるため、3号でも6,000円を超えることがあります。逆に、流通量の多い赤系であれば4号2,000円前後から手に入ります。

原種ピクタム系(一点もの)

名称 確認できた価格の例
ピクタム アチェ産 15,660円
ピクタム アチェ・スマトラ 25,920円
ピクタム F1 32,400〜43,200円
ピクタム トリカラー アチェ・スマトラ 64,800円

原種ピクタムが一桁高い理由

価格が跳ね上がるのには、はっきりした理由があります。

  1. 成長が遅く、短期間で数が揃わない。量産品のように生産サイクルを回せません
  2. 柄が1株ごとに違う。同じ親から採れた個体でも、濃淡とコントラストが同じものは存在しません
  3. 産地のラベルに価値が置かれている。「アチェ産」「スマトラ」など採取地別に区別され、同じピクタムでも産地ごとに評価が分かれます
  4. 選抜と交配が進んでいる。選抜個体同士を掛け合わせた「F1」は、柄の出方を狙って作られた個体として高値がつきます
  5. 栽培難易度が高く、流通過程で歩留まりが悪い。湿度60〜80%を要求するため、乾燥した環境では状態を落とします
クロ
クロ土・植え替え担当WARNING

ピクタムを買う前に、湿度を60〜80%で保てるかを先に考えてほしい。加湿器かガラスケースがないと、数万円の株でも葉先から傷んでいく。価格に見合う環境を用意できるかが、買っていいかの判断基準になる。

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tokyoplantsで扱っている3品種の価格帯

tokyoplantsのオンラインストアに掲載されているアグラオネマ13点の価格を確認しました(2026年10月22日時点、いずれも完売)。

品種 掲載価格のレンジ
アグラオネマ ピクタム トリカラー 4,800〜6,800円
アグラオネマ ロータス ディライト 5,000〜10,000円
アグラオネマ スターダスト オレンジ 7,800〜8,800円

同じ品種で価格が倍近く違うのは、すべて一点ものとして扱われているためです。株のサイズ、葉の枚数、柄の密度によって1株ずつ値付けされます。品種ごとの特徴はピクタム トリカラー・ロータスディライト・スターダストオレンジの各ページにまとめています。


買う前のチェックポイント

Steps予算と株を合わせる手順
  1. 1
    置き場所の明るさを先に決める
    窓辺が取れないならクラシック系。ここで系統が絞られ、価格帯もおおよそ決まる
  2. 2
    冬の最低温度を確認する
    どの価格帯の株でも15℃以上が前提。確保できないなら春まで待つ
  3. 3
    サイズを決める
    初めてなら4号前後。8号の大型株は水やりの難易度が上がる
  4. 4
    写真ではなく現物の柄を見る
    一点ものの品種は個体差が大きい。通販なら「現品販売」表記の商品を選ぶ
  5. 5
    株元と下葉を確認する
    茎がぐらつく、下葉が落ちて茎だけ伸びている株は前の環境で光が足りていない
  6. 6
    送料を含めて比較する
    本体価格が安くても送料が1,000円前後かかる出品がある

よくある失敗例

安さだけで小苗を買う

ハイドロ用の2寸苗は1,000円以下で手に入りますが、葉数が少なく、環境の変化に弱い状態です。いきなり乾燥した冬の室内に置くと、持ち直す前に傷みます。安く始めたい場合でも3〜4号から入るほうが確実です。

「希少」の表記を価値の保証と考える

アグラオネマの流通名には統一ルールがなく、「希少」「レア」は販売店の判断で付けられています。実際に見るべきは柄の出方と株の状態です。

高額なピクタムを環境を整える前に買う

数万円の株でも、湿度が足りなければ葉先から枯れ込みます。加湿器かガラスケースを先に用意してから購入してください。

サイズで選んで水やりに苦労する

8号の大型株は見栄えがしますが、土の量が多く乾きにくい分、冬の過湿リスクが高くなります。管理に慣れてからのほうが安全です。

冬に届いて低温でダメージを受ける

配送中の低温は株にとって大きな負担です。11〜3月の購入では、カイロ同梱などの防寒対応があるかを確認してください。


よくある質問

ホームセンターと専門店で何が違いますか?

ホームセンターはクラシック系の量産品が中心で、価格は安定しています。専門店は品種の選択肢が広く、一点もの扱いの株が多いぶん価格の幅も広くなります。定番品種なら価格差は小さく、希少な柄を探すなら専門店という使い分けになります。

同じ品種名なのに値段が倍違います

一点もの扱いの品種では普通に起こります。葉の枚数、株の充実度、柄の密度とコントラストで1株ごとに値付けされるためです。

フリマアプリのほうが安いのでは?

個人出品のほうが安いことはありますが、品種名の正確さ、株の状態、梱包と配送の品質にばらつきがあります。はじめての1株では、状態の説明と写真が充実している販売店を選ぶほうが安全です。

値段が高い株ほど育てやすいですか?

逆です。高額なピクタム系は湿度60〜80%を要求する上級者向けで、安価なクラシック系のほうが圧倒的に丈夫です。価格と育てやすさは比例しません。


まとめ

  • 価格は系統・サイズ・柄・一点ものかどうかの掛け算で決まる
  • はじめの1株はクラシック系の4号、3,000〜4,000円前後が失敗しにくい
  • タイカラー系は同じサイズでも幅が大きい。柄と流通量が価格を動かす
  • 原種ピクタムは一点もので15,000〜65,000円。買う前に湿度環境を用意する
  • 価格と育てやすさは比例しない。高い株ほど環境要求が厳しいことが多い

品種ごとの違いはアグラオネマの種類一覧|品種カタログに、迎えたあとの管理はアグラオネマの育て方にまとめています。

この記事を書いた人

Masashi Matsubuchi

Masashi Matsubuchi / tokyoplants

tokyoplants オーナー

東京・世田谷を拠点とする希少観葉植物専門店「tokyoplants」オーナー。自ら海外へ足を運んで一点ずつ厳選した株を買い付け、年間800株以上を自身の手で育てて販売しています。

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