tokyoplants
フィカス・ウンベラータ|大きなハート型の葉が人気のインテリアグリーン
植物図鑑

フィカス・ウンベラータ|大きなハート型の葉が人気のインテリアグリーン

by tokyoplants 編集部

基本情報

項目 内容
学名 Ficus umbellata
科名 クワ科
属名 フィカス属(イチジク属)
原産地 熱帯アフリカ
耐寒温度 10℃以上(理想は15℃以上)
日当たり 明るい間接光〜半日陰
水やり 土が乾いてから
難易度 初心者〜中級者

特徴

フィカス・ウンベラータは、大きなハート型の葉が特徴のフィカス(イチジク属)の仲間です。薄くて柔らかい葉は明るい緑色で、光を透かすと美しいグラデーションを見せます。

インテリアグリーンとして非常に人気が高く、おしゃれなカフェやショップでよく見かける植物です。幹が柔らかいうちに曲げて仕立てた「曲がりウンベラータ」は、1本でもインテリアの主役になります。

フィカス属の仲間

ウンベラータはフィカス属に分類され、以下の人気種と近縁です。

  • フィカス・ベンガレンシス(ベンガルゴム)— 濃い緑の丸い葉
  • フィカス・アルテシマ — 黄色い斑入りの楕円形の葉
  • フィカス・エラスティカ(ゴムの木)— 肉厚で光沢のある葉
  • フィカス・リラータ(カシワバゴム)— 波打つ大きな葉

いずれもフィカス属の特徴として、幹を切ると白い樹液(ラテックス)が出ます。


育て方

置き場所

明るい間接光が入る場所がベスト。南〜東向きの窓際で、レースカーテン越しの光が理想です。

ウンベラータは光を好む植物で、暗い場所では以下の症状が出ます。

  • 葉が落ちる
  • 新芽が出にくい
  • 茎が徒長する
  • 葉の色が薄くなる

一方、真夏の直射日光は葉焼けの原因になります。特に西日は強いため、遮光が必要です。

季節ごとの管理

春(3〜5月): 成長期の始まり。新芽が次々と出る季節。明るい場所で管理し、肥料を開始します。

夏(6〜9月): 最も旺盛に成長。水やりの頻度が増えます。直射日光による葉焼けに注意。

秋(10〜11月): 成長が徐々に鈍化。肥料を徐々に減らします。

冬(12〜2月): 成長がほぼ止まります。落葉する場合がありますが、幹が生きていれば春に再び葉が出ます。水やりは控えめに。

水やり

春〜秋: 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。

冬: 土の表面が乾いてから3〜5日後に与えます。冬は根が水を吸う力が弱いため、やりすぎに注意。

ウンベラータは葉が大きいため蒸散量が多く、夏場は水切れしやすい植物です。水切れすると葉がしおれ、回復しても下の葉が落ちることがあります。

葉水(霧吹き): 週2〜3回、葉の表裏に霧吹きで水をかけます。葉の乾燥防止とハダニの予防に効果的です。

用土

排水性と保水性のバランスが取れた土が適しています。

おすすめ配合: 赤玉土(小粒)6:バーク堆肥2:パーライト2

市販の「観葉植物の土」で問題ありません。フィカス属は根の成長が旺盛なので、硬質赤玉土を使うと排水性が長持ちします。

肥料

春〜秋: 緩効性化成肥料を2ヶ月に1回置き肥、または液肥を2週間に1回。

冬: 不要。

植え替え

1〜2年に1回、5〜6月に行います。ウンベラータは根の成長が速く、根詰まりしやすい植物です。鉢底から根が出ていたら植え替えのサインです。


剪定と樹形づくり

ウンベラータの魅力を最大限に引き出すには、剪定が重要です。

剪定の適期

5〜7月(成長期の前半)。この時期に剪定すると、切り口の下から新しい芽が出やすくなります。

剪定の基本

  1. 理想の高さの位置で幹をカット
  2. 切り口から白い樹液が出るので、ティッシュで拭き取る
  3. 切り口に癒合剤(トップジンMペーストなど)を塗る
  4. 2〜4週間で切り口の下から新芽が出る

ポイント: 剪定すると切り口の下にある節から1〜2本の新しい枝が出ます。分岐を増やしたい場合は、思い切って短く剪定してください。

曲がり仕立てのやり方

幹が若くて柔らかいうちに、ゆっくりとワイヤーや紐で曲げていきます。

  1. 幹に保護材(布やスポンジ)を巻く
  2. 太めのワイヤーで理想の曲がりに固定
  3. 2〜3ヶ月固定したままにする
  4. 幹が木質化して曲がりが固定されたらワイヤーを外す

無理に一気に曲げると折れます。数週間かけて少しずつ角度を変えてください。

取り木で増やす

ウンベラータは取り木で増やすのが最も成功率が高い方法です。

  1. 幹の皮を2cm幅で環状に剥く
  2. 剥いた部分を湿らせた水苔で巻く
  3. ラップで包んで密閉
  4. 1〜2ヶ月で発根
  5. 根が十分に出たら切り離して植え付け

インテリアとしての飾り方

リビングのシンボルツリーに

大型のウンベラータ(150cm以上)は、リビングのシンボルツリーとして最適です。白い壁に薄い緑の葉が映え、空間に柔らかさと生命感を加えます。

窓際に置いて光を楽しむ

ウンベラータの薄い葉は光を美しく透かします。窓際に置くと、葉脈が透けて見える繊細な表情を楽しめます。

鉢カバーで印象を変える

白やグレーの鉢カバーでミニマルに。ラタンやウッド素材でナチュラルに。鉢カバーを変えるだけで、同じ植物でも印象が大きく変わります。


よくあるトラブル

葉が落ちる

原因: 環境変化、水不足、低温、日照不足

ウンベラータは環境変化に敏感で、購入直後や置き場所を変えた直後に葉を落とすことがあります。幹が健康(緑色で硬い)であれば、環境に慣れると新しい葉が出ます。

冬に葉が落ちるのはある程度自然な現象です。室温を15℃以上に保ち、水やりを控えめにして春を待ってください。

葉が丸まる・しおれる

原因: 水不足、根詰まり

まず水やりをして回復するか確認。水やりしても改善しない場合は根詰まりの可能性があります。

ハダニがつく

原因: 乾燥した環境

葉の裏に小さな赤い点が見えたらハダニです。定期的な葉水で予防できます。発生した場合は、葉の裏を水で洗い流し、薬剤(ベニカスプレーなど)で駆除します。

幹がぶよぶよする

原因: 根腐れ

過湿で根が腐り、幹まで腐敗が進んだ状態です。健全な部分で切り戻し、新しい土に植え替えてください。腐敗部分が幹の大半に及んでいる場合、回復は困難です。


まとめ

項目 ポイント
日当たり 明るい間接光。暗いと落葉する
水やり 土が乾いてから。夏は水切れ注意
排水性と保水性のバランス型
剪定 5〜7月。切ると分岐する
飾り方 リビングのシンボルツリーに最適
注意点 環境変化・冬の落葉・ハダニ

ウンベラータは「おしゃれな観葉植物」として不動の人気を誇ります。大きなハート型の葉は一枚一枚表情が異なり、成長とともに樹形が変化していく過程も楽しめます。剪定で好みの形に仕立てられるのも、長く付き合える植物ならではの魅力です。

Next Read

読了後におすすめの記事

tokyoplants で購入する

ショップを見る →

tokyoplants

お気に入りの植物を見つけよう

Anthurium・Monstera・Philodendron など希少植物を取り揃えています

ショップを見る
📷

Instagram で最新情報をチェック

入荷情報・育て方のコツを発信中

@tokyoplants_

関連記事

植物図鑑の他の記事