ウンベラータの育て方|葉が落ちる原因と対策
Contentsこの記事の内容15項目
ハート型の大きな葉と白い幹が美しいウンベラータは、インテリアグリーンとして非常に人気の高い観葉植物です。おしゃれなカフェやショップでもよく見かける一方で、「冬に葉が全部落ちてしまった」「買ったときより元気がない」という声も少なくありません。しかし、ウンベラータは環境さえ整えれば丈夫に育つ植物です。この記事では、水やり・置き場所・剪定・冬越しの基本に加えて、葉が落ちる原因の見分け方、丸坊主になった株の復活手順、肥料・植え替え・増やし方・曲げ木仕立てまでを解説します。
- 耐寒
- 10℃(推奨15℃以上)。10℃前後で落葉が始まる
- 光
- レースカーテン越しの明るい窓際。直射は葉焼け
- 水
- 春秋は表土が乾いたら/冬は完全に乾いて数日おいて
- 成長
- 年20〜30cm伸びる。剪定・曲げ木は5〜7月
- 落葉
- 時期と症状で原因が5つに分かれる。先に診断する
- 丸坊主
- 幹が緑で硬ければ、春に再萌芽する可能性が高い
ウンベラータの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Ficus umbellata |
| 科・属 | クワ科フィカス属 |
| 原産地 | 熱帯アフリカ |
| 耐寒温度 | 約10℃(推奨15℃以上) |
| 成長速度 | 速い(年間20〜30cm伸びることも) |
ウンベラータはゴムの木の仲間です。枝や葉を切ると白い樹液(ラテックス)が出ますが、この樹液は肌に付くとかぶれる場合があります。剪定時はゴム手袋を着用し、床や家具に新聞紙を敷いておくと安心です。
ペットがいる家庭での注意: 米国のASPCA(動物虐待防止協会)は、同じフィカス属のベンジャミン(Ficus benjamina)を犬・猫に有害な植物として掲載しており、原因物質として樹液に含まれるタンパク質分解酵素(フィシン)とソラレン系化合物(ficusin)を挙げています。ウンベラータそのものは同リストに個別掲載されていませんが、同属で同様の乳液を出すため、犬や猫が葉や幹をかじらない場所に置くのが無難です。
Pick Up — この記事で使う用土
置き場所
ウンベラータは日光を好む植物です。室内であれば、レースカーテン越しの明るい窓際がベストな置き場所になります。
押さえておきたいポイント
- 直射日光は葉焼けの原因になるため、真夏は遮光するかレースカーテン越しに置く
- 暗い場所に置くと葉が小さくなり、間延びした樹形になりやすい
- エアコンや暖房の風が直接当たる場所は避ける(乾燥で葉が傷む)
- 春から秋にかけて、たまに屋外の半日陰に出すと生育が良くなる
急に環境を変えると葉を落とすことがあります。置き場所を移動する場合は、1週間ほどかけて徐々に光量を調整してください。
水やり
ウンベラータの水やりは季節によって頻度を変えるのが基本です。
| 季節 | 頻度の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 春(4〜6月) | 土の表面が乾いたら | 成長期に入るため、しっかり水を与える |
| 夏(7〜9月) | 土の表面が乾いたら | 鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与える |
| 秋(10〜11月) | 土の表面が乾いて2日後 | 徐々に水やりの間隔を空ける |
| 冬(12〜3月) | 土が完全に乾いてから | 控えめに。月2〜3回程度が目安 |
水やりの共通ルールとして、受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。根が常に水に浸かった状態は根腐れの原因になります。また、冬場は水やりを控える代わりに、霧吹きで葉に水をかける「葉水」を行うと、乾燥対策とハダニ予防に効果的です。
葉が落ちる原因を季節と症状から診断する
ウンベラータの落葉は「いつ・どの葉が・どんな状態で」落ちたかを見ると、原因をかなり絞り込めます。まず次の表で当てはまる行を探してください。
| 落ちる時期 | 落ちる葉・症状 | 考えられる原因 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 冬(12〜2月) | 全体の葉が黄変せずにパラパラ落ちる。幹は硬い | 寒さ(室温10℃前後まで低下) | 15℃以上の場所へ移動。夜間は窓際から離す。水やりは控えめに |
| 夏(7〜9月) | 葉先から萎れて丸まり、乾いた状態で落ちる。土がカラカラ | 水切れ | 鉢底から流れ出るまでたっぷり給水。真夏は朝に土を確認する習慣を |
| 購入直後・引越し後・植え替え後の2〜4週間 | 健康そうな葉が突然まとまって落ちる | 環境変化のストレス(光量・温度・風の急変) | 置き場所を固定して待つ。2〜4週間で落ち着くことが多い |
| 春〜秋の成長期 | 下のほうの古い葉だけが黄色くなって落ち、上では新芽が出ている | 自然な葉の入れ替わり | 対策不要。新芽が順調なら正常な代謝 |
| 季節を問わず | 葉が黄変して落ち、土がいつまでも湿っている・土が臭う | 過湿・根腐れ | 水やりを止めて乾かす。改善しなければ根を確認し、排水性の高い土に植え替え |

「葉が落ちた」だけで水を足すのは一番やりがちな失敗。冬の寒さや根腐れで落ちているときに水を増やすと、根がさらに弱ってしまうよ。まず土を触って、乾いているか湿っているかを確かめてから動いてね。
冬の落葉は「ある程度は正常」
熱帯アフリカ原産のウンベラータは、日本の冬の室温では成長を止め、葉の一部または全部を落とすことがあります。幹が緑色〜白色で硬く、爪で軽く傷つけたときに内側がみずみずしければ生きています。この場合の対策は「温度を保つ」「水を控える」の2点だけで、肥料や植え替えで無理に回復させようとしないことが大切です。
夏の水切れは「回数」より「量」が原因のことが多い
夏のウンベラータは大きな葉から盛んに蒸散するため、成長期は水の消費量が非常に多くなります。表面だけ湿らせる水やりを繰り返していると、鉢の中心部は乾いたままになり、葉先から萎れて落ちます。鉢底から水が流れ出るまで与え、受け皿の水を捨てる、という基本を徹底してください。

落葉の原因を切り分けるには、「いつ落ちたか」と「そのとき水やりをいつしたか」の2つが揃うと一気に分かりやすくなるよ。水やり日をアプリの記録に残しておくと、あとから「水切れだったのか、それとも寒さだったのか」を振り返れる。
丸坊主になった株の復活手順
冬の寒さや環境変化で葉が全部落ちてしまっても、幹が生きていれば春に再萌芽する例は多くあります。次の手順で管理してください。
- 幹の生死を確認する: 幹を指で押して硬さがあり、表皮を軽く削ると内側が緑〜白でみずみずしければ生きています。黒ずんで柔らかい部分は枯れているので、その部分は硬い幹まで切り戻します
- 温度を最優先で確保する: 15℃以上を保てる場所に置きます。葉がないので蒸散はほぼゼロですが、暖房の温風が直接当たる場所は幹の乾燥を招くため避けます
- 水やりは「土が完全に乾いてから少量」に切り替える: 葉がない株は水をほとんど使いません。今までと同じ頻度で与えると根腐れするため、頻度も量も減らします
- 肥料は与えない: 根が動いていない状態での施肥は根を傷めるだけです。新芽が展開して葉が数枚開くまで待ちます
- 春(気温が安定して15℃を超える頃)に新芽を待つ: 節の跡(葉が付いていた部分)や幹の途中から小さな芽が出てきます。芽が動き始めたら、明るい場所へ徐々に移し、水やりを通常の春の頻度に戻します
- 新芽が出ない部分は剪定する: 5〜6月になっても芽が動かない枝先は枯れている可能性が高いので、芽が出た位置のすぐ上で切り戻して樹形を整えます

丸坊主のときに一番やってはいけないのが「弱っているから」と植え替えること。葉がない株は根を伸ばす力も弱いから、新しい土になじめずにそのまま枯れやすい。植え替えは新芽が出て葉が数枚開いてから。
肥料の時期と種類
ウンベラータは成長が速い分、肥料に素直に反応します。ただし「与える時期」を外すと逆効果になります。
| 時期 | 施肥 | 内容 |
|---|---|---|
| 4〜5月 | 開始 | 新芽が動き出し、最低気温が安定して15℃を超えてから。液体肥料を薄めから |
| 6〜9月 | 継続 | 液体肥料を製品ラベルの倍率で定期的に。または緩効性の置き肥を2ヶ月に1回 |
| 10月 | 減らす | 頻度を半分程度に落とし、新葉の展開が止まったら停止 |
| 11〜3月 | 停止 | 成長が止まっているため与えない。暖房で室温が高くても原則停止 |
肥料のタイプ
- 液体肥料: 水やりの代わりに与えるタイプ。希釈倍率と頻度は必ず製品ラベルの表示に従います。初めてなら表示より薄めから始めると失敗しにくいです
- 緩効性の置き肥・元肥: 植え替え時に土に混ぜ込む、または土の表面に置くタイプ。2ヶ月に1回程度の交換で管理が楽になります
与えてはいけないタイミング: 植え替え直後の1ヶ月、葉が落ちて弱っている時、冬の休眠期。「元気がないから肥料」は根を傷める典型的な失敗です。季節ごとの詳しい運用は観葉植物の肥料カレンダー完全版を参考にしてください。
剪定と樹形づくり
ウンベラータは成長が速いため、定期的な剪定で好みの樹形に仕立てることができます。
剪定の時期と方法
- 適期は5〜9月の成長期。この時期なら切った箇所の下から新芽が出やすい
- 切りたい位置の節(葉が付いていた跡)のすぐ上で切る
- 切り口から白い樹液が出るため、ティッシュで押さえて拭き取る
- 太い枝を切った場合は、癒合剤を塗ると回復が早い
枝分かれさせたい場合は、分岐させたい高さで思い切って幹を切ります。切り口付近から2〜3本の新芽が出て、枝分かれした樹形をつくることができます。剪定で出た枝は、後述する挿し木で増やすことも可能です。
曲げ木で樹形を作る
ショップで見かける「曲がりウンベラータ」は、幹が若く柔らかいうちにワイヤーで曲げて仕立てたものです。自宅でも再現できます。
曲げられる幹の条件
- 幹がまだ緑色〜淡い茶色で、指で押すとわずかにしなる若い部分
- 木質化して白く硬くなった幹は曲がらず、無理に力をかけると折れる
手順
- 曲げたい部分の幹に、布やスポンジなどの保護材を巻く(ワイヤーの食い込み跡を防ぐ)
- 太めの園芸用アルミ線を幹に沿わせ、理想の曲がりに固定する。線の太さは幹の直径の1/3程度が目安で、幹が親指ほど(直径2cm前後)なら6〜7mm相当の太さが必要になる。細すぎると曲げを保持できず、太すぎると巻くときに幹を痛める。支柱に紐で引き寄せる方法でもよい
- 一度に目標の角度まで曲げず、数週間かけて少しずつ角度を深めていく
- 2〜3ヶ月固定したままにし、幹が木質化して曲がりが定着したらワイヤーを外す
適期は成長期の5〜7月です。幹が伸びて木質化が進む前に着手するほど曲げやすくなります。成長が速い植物なので、ワイヤーを巻いたまま放置すると幹に食い込むため、月1回はワイヤーの当たり具合を確認してください。

曲げた幹の外側は引っ張られ、内側は圧縮される。一気に曲げると外側の組織が裂けて、そこから枯れ込むことがあるんだ。「数週間かけて少しずつ」は面倒に見えて、実は一番の近道だよ。
植え替え
ウンベラータは成長が速く、1〜2年で鉢の中が根でいっぱいになります。次のサインが出たら植え替えを検討してください。
- 鉢底から根が出ている
- 水やりをしても水が浸透しにくい、または乾くのが極端に早い
- 成長期なのに新葉が出てこない、新葉が小さい
適期は5〜6月(気温が安定した成長期)です。秋冬の植え替えは根の回復が追いつかず、大量落葉や枯死につながるため避けてください。鉢は一回り(1〜2号)大きいサイズにとどめ、根鉢を軽くほぐして新しい土に植えます。植え替え後1〜2週間は直射日光を避けた明るい場所で養生し、水やりは控えめに、肥料は1ヶ月与えません。
土は「排水性が高く、適度な保水性もある」ものを選びます。成長期は水の消費量が多い一方で過湿には弱いという二面性があるためです。時期の選び方・根の処理・植え替え後の葉落ちを防ぐ管理はフィカス・ウンベラータの植え替え|葉落ちしない時期と手順、土の条件と配合レシピはウンベラータの土おすすめと配合レシピでそれぞれ詳しく解説しています。
取り木・挿し木の手順
ウンベラータは取り木と挿し木の両方で増やせます。成功率が高いのは取り木です。
取り木(成功率が高い・大きな株を作れる)
幹の途中で発根させてから切り離す方法で、切り離した時点ですでに根があるため定着が速いのが特長です。適期は5〜7月。
- 発根させたい位置の幹の皮を、幅2cmほど環状に剥く(環状剥皮)。緑色の形成層まで剥き、内側の白い木部を露出させる
- 剥いた部分を、水で湿らせた水苔で握りこぶし大に包む
- 水苔が乾かないようラップで包み、上下を紐やビニールタイで留める
- 1〜2ヶ月で発根する。ラップ越しに白い根が多数見えたら、水苔のすぐ下で幹を切り離す。根が2〜3本見えただけで切るのは早い。水苔の内側が根で埋まるまで待つと、切り離し後の消耗が小さい
- 水苔を付けたまま鉢に植え付け、1〜2週間は明るい日陰で養生する
親株は切り離した位置の下から新芽を出して再び成長します。背が高くなりすぎた株の「仕立て直し」と「増やす」を同時に行える方法です。
挿し木(手軽・数を増やせる)
剪定で出た枝を利用する方法です。取り木より成功率は下がりますが、複数の株を作りたい場合に向いています。適期は高温多湿の6〜8月。
- 10〜15cmの枝を用意し、下の葉を落として上の葉を1〜2枚残す。残した葉が大きい場合は半分に切って蒸散を減らす
- 切り口から出る白い樹液を水で洗い流す(樹液が固まると発根を妨げます)
- 水挿し(コップの水に挿す)か、湿らせた清潔な土(赤玉土小粒やバーミキュライト)に挿す
- 明るい日陰で管理し、水挿しは水を毎日〜2日おきに替える。土挿しは乾かさない
- 1〜2ヶ月で発根。水挿しの場合は根が2〜3cmに伸びたら土に植え替える
水挿しで発根した根は土用の根と性質が違うため、土に移した直後は乾かしすぎないよう注意してください。
冬の管理
ウンベラータにとって冬は最も注意が必要な季節です。熱帯アフリカ原産のため寒さには弱く、室温が10℃を下回ると葉を落とし始めます。
冬越しのポイント
- 最低でも10℃以上をキープする。理想は15℃以上
- 窓際は夜間に冷え込むため、夜は部屋の中央寄りに移動させる
- 水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから与える
- 暖房による乾燥対策として、こまめに葉水を行う
冬に葉がすべて落ちてしまっても、幹が緑色でしっかりしていれば枯れていない可能性が高いです。春になり気温が上がれば新芽が出て復活するケースが多いので、前述の「丸坊主になった株の復活手順」に沿って管理を続けてください。
よくあるトラブルと対策
| トラブル | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 葉が落ちる | 寒さ、水切れ、環境の急変、過湿 | 前述の診断表で時期と症状から原因を特定する |
| 葉が黄色くなる | 根腐れ、日照不足 | 水やり頻度を見直す。明るい場所に移動する |
| 葉が小さくなる | 日照不足、根詰まり、肥料切れ | 明るい場所に置く。鉢が窮屈なら植え替え、成長期なら施肥 |
| 茎が間延びする | 日照不足 | 明るい場所へ移動し、成長期に切り戻す |
| ハダニが付く | 乾燥した環境 | 葉水をこまめに行う。被害が広がったら薬剤を使用 |
特にハダニは乾燥する冬場に発生しやすい害虫です。葉の裏に小さな点々や薄い糸が見えたら、すぐにシャワーで葉の裏表を洗い流してください。日頃から葉水を習慣にしておくと予防になります。駆除方法の詳細は観葉植物のハダニ対策を参照してください。
葉が小さくなる・幹ばかり伸びるとき
ウンベラータは年20〜30cm伸びることもある成長の速い樹で、そのぶん光が足りないと姿が崩れやすい植物です。「枯れてはいないが買ったときと違う」という相談の多くは、次の表のどれかに当てはまります。
| 症状 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 新しい葉だけが小さい | 光量不足 | 窓に近づける。1歩(約50cm)近づけるだけでも変わる |
| 節と節の間隔が広い(徒長) | 光量不足 | 明るい場所へ移し、成長期に節の上で切り戻す |
| 葉が下向きに垂れる | 水切れ、または根詰まり | 土を触って判断。乾いていれば給水、湿っていれば根を確認 |
| 下葉から順に落ちて上だけ残る | 自然な更新+光量不足 | 成長期に切り戻して枝数を増やす |
| 片側にだけ葉が付く | 光の方向が固定されている | 2週間に1回、鉢を90度ずつ回す |
鉢を定期的に回すのは地味ですが効果が大きい習慣です。ウンベラータは光のほうへ強く枝を伸ばすため、回さないと数ヶ月で片側だけに葉が偏ります。
なお「窓辺に置いている」つもりでも、実際に測ると窓から1.5m離れていることは珍しくありません。ウンベラータは光に素直に反応する樹なので、置き場所を50cm動かすだけで次に開く葉のサイズが変わることがあります。一度メジャーで窓からの距離を測ってみてください。
よくある質問
冬に葉が全部落ちました。枯れていますか?
幹を指で押して硬く、爪で表皮を軽く削って内側が緑〜白でみずみずしければ生きています。この状態でやるべきことは「15℃以上を確保する」「水を大幅に減らす」の2点だけです。肥料も植え替えもしないでください。
買ってすぐ葉が落ちました
輸送と環境変化によるストレス反応で、2〜4週間で落ち着くことがほとんどです。この間に置き場所を何度も変えると、かえって長引きます。1か所に固定して様子を見てください。
剪定した枝は増やせますか?
できます。成功率が高いのは取り木ですが、剪定で出た枝は挿し木に回せます。切り口の白い樹液を水で洗い流してから挿すのがポイントで、樹液が固まると導管が塞がって発根しにくくなります。
曲げたワイヤーはいつ外しますか?
2〜3ヶ月を目安に、曲げた部分が木質化して硬くなってからです。ただし成長が速いため、月1回はワイヤーの食い込み具合を確認してください。食い込んだ跡は残り、ひどいと環状剥皮と同じ状態になって上部が枯れます。
幹から白い樹液が出ますが大丈夫ですか?
フィカス属共通の乳液(ラテックス)で、正常です。乾いた布で数分押さえると止まります。皮膚につくとかぶれることがあるため、剪定時はゴム手袋を着用し、床には新聞紙を敷いてください。
葉がベタベタします
ハダニやカイガラムシの排泄物(甘露)の可能性があります。葉裏を確認し、小さな点や白い粒があれば害虫です。被害が軽いうちにシャワーで洗い流してください(観葉植物のハダニ対策)。
まとめ
ウンベラータは「明るい場所」「適切な水やり」「冬の保温」の3つを押さえれば、初心者でも長く楽しめる観葉植物です。葉が落ちたときは、時期と症状から「寒さ・水切れ・環境変化・自然な入れ替わり・過湿」のどれかを見極めることが先で、原因が分からないまま水や肥料を足さないことが大切です。冬に丸坊主になっても幹が生きていれば春に復活する生命力を持っています。
成長が速く剪定にも強いため、曲げ木で樹形を作ったり、取り木で仕立て直したりと、自分好みに育てる楽しさも味わえます。植え替えの際は、水はけの良い土を選ぶことが健康な根を保つポイントです。
この記事を書いた人

Masashi Matsubuchi / tokyoplants
tokyoplants オーナー
東京・世田谷を拠点とする希少観葉植物専門店「tokyoplants」オーナー。自ら海外へ足を運んで一点ずつ厳選した株を買い付け、年間800株以上を自身の手で育てて販売しています。
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