モンステラの植え替え方法|時期・土・鉢サイズの選び方
モンステラは成長が旺盛で、1〜2年で根が鉢いっぱいになります。「葉が小さくなった」「水の吸いが悪い」と感じたら、植え替えのサインです。この記事ではモンステラに特化した植え替え方法を、時期・土・鉢・気根の処理まで詳しく解説します。
結論:モンステラの植え替えは5〜6月がベスト
モンステラの植え替えに最適なのは 5〜6月、次いで4月・7月です。気温20〜30℃の成長期に行えば、根の再生が早く、2〜3週間で新しい土に馴染みます。
| 時期 | 適性 | 備考 |
|---|---|---|
| 3〜4月 | ○ | 新芽が動き出したらOK |
| 5〜6月 | ◎ | 最適。回復が最も早い |
| 7〜8月 | △ | 高温期は根へのダメージ大。朝の涼しい時間帯に |
| 9月 | △ | 成長鈍化前のギリギリ。小さい株は避ける |
| 10〜2月 | × | 根腐れ等の緊急時以外は避ける |
モンステラに植え替えが必要なサイン
- 鉢底から根が出ている: 根詰まりの典型的なサイン
- 水やり後、土に水が染み込みにくい: 根が詰まって土の隙間がない
- 新葉が以前より小さい: 根が十分に養分を吸えていない
- 葉の切れ込みが入らなくなった: 株のストレスを示す場合がある
- 2年以上植え替えていない: 土の粒が崩れて排水性が低下している
モンステラに最適な土の配合
モンステラは着生植物で、通気性の良い土を好みます。重たい土や保水性が高すぎる土は根腐れの原因になります。
おすすめ配合
| 材料 | 割合 | 役割 |
|---|---|---|
| 赤玉土(小粒) | 5 | 保水・排水のバランス |
| 鹿沼土 | 2 | 通気性の確保 |
| バークチップ(細粒) | 2 | 着生植物に適した通気性 |
| 軽石(小粒) | 1 | 排水層の補強 |
バークチップを混ぜるのがモンステラ用配合のポイントです。着生植物であるモンステラの根は、樹皮に絡みつく性質があり、バークとの相性が良好です。
市販の観葉植物用土をベースにする場合は、軽石やパーライトを2割ほど追加して排水性を高めると失敗しにくくなります。
鉢サイズの選び方
基本ルール:一回り大きい鉢を選ぶ
現在の鉢より 1号(直径+3cm) 大きいものを選びます。
| 現在の鉢 | 次の鉢 |
|---|---|
| 4号(12cm) | 5号(15cm) |
| 5号(15cm) | 6号(18cm) |
| 6号(18cm) | 7号(21cm) |
| 8号以上 | 同サイズで土だけ入れ替えも選択肢 |
大きくしたくない場合
株を大きくしたくないときは、同じサイズの鉢で植え替えます。根を1/3ほど切り詰め、新しい土に入れ替えることで、サイズを維持しながら土の状態をリフレッシュできます。
鉢の素材
| 素材 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| プラスチック | 軽い・安い・移動しやすい | 通気性なし・蒸れやすい |
| 素焼き(テラコッタ) | 通気性◎・根腐れしにくい | 重い・乾きやすい |
| セメント・陶器 | おしゃれ・安定感 | 重い・通気性は素材次第 |
モンステラには素焼き鉢が最もおすすめです。通気性と適度な乾燥がモンステラの根に合います。プラスチック鉢を使う場合は、水やり頻度を控えめにしましょう。
植え替えの具体的な手順
準備するもの
- 新しい鉢(1号大きいもの)
- 新しい土
- 鉢底ネット
- 鉢底石(軽石)
- ハサミ(消毒済み)
- 新聞紙またはレジャーシート
- 支柱(ヘゴ棒や園芸用ポール)
手順
1. 水やりを2〜3日前に済ませる
適度に土が乾いた状態のほうが、鉢から抜きやすくなります。
2. 鉢から株を抜く
鉢の側面を軽く叩き、株の根元を持って引き抜きます。根が張って抜けない場合は、鉢のフチに沿ってヘラを差し込みます。
3. 古い土を落とす
根を傷めないよう手でやさしくほぐし、古い土を 1/3〜半分 落とします。完全に落とす必要はありません。
4. 根の整理
- 黒くなった根(根腐れ): 消毒済みのハサミで除去
- ぐるぐる巻きの根: 外側を軽くほぐす
- 長すぎる根: 鉢に収まるよう先端をカット
5. 気根の処理
モンステラ特有の気根(空中に伸びる太い根)は、以下のように対処します。
| 気根の状態 | 対応 |
|---|---|
| 土に向かって伸びている | そのまま土に埋める(養分吸収に活用) |
| 横や上に伸びている | 切らずにそのまま残す |
| 枯れて茶色くなっている | 根元から切除してOK |
気根はモンステラの健康の証なので、健全な気根は切らないのが基本です。
6. 新しい鉢にセット
- 鉢底ネットを敷く
- 鉢底石を2〜3cm入れる
- 新しい土を1/3ほど入れる
- 株を中央に置き、周囲に土を足す
- 割り箸で突いて隙間をなくす
- 鉢のフチから2cm下まで土を入れる(ウォータースペース確保)
7. 支柱を立てる
モンステラは上に伸びる性質があるため、植え替え時に支柱を立てておくと樹形が安定します。ヘゴ棒やモスポールを根鉢の近くに差し込み、茎を麻紐でゆるく固定します。
8. たっぷり水やり
鉢底から水が流れ出るまでしっかり水を与えます。
植え替え後の管理
| 期間 | ポイント |
|---|---|
| 1〜3日目 | 日陰に置く。葉がしおれても慌てない |
| 4〜7日目 | 明るい日陰に移動 |
| 2週間目〜 | 通常の置き場所に戻す |
| 1ヶ月目〜 | 肥料を再開 |
- 植え替え後2週間は肥料を与えない
- 葉水は毎日OK(回復を助ける)
- 新しい葉が展開し始めたら、根が活着した証拠
よくある失敗例
失敗①: 鉢を一気に2号以上大きくした
土が多すぎて乾きが遅くなり、根腐れを起こします。面倒でも1号ずつサイズアップするのが安全です。
失敗②: 気根を全部切ってしまった
見た目をスッキリさせたくて気根を切りすぎると、株の安定性が損なわれ、回復にも時間がかかります。
失敗③: 真夏の直射日光下で作業した
高温で根が傷みやすくなります。涼しい朝か、室内で作業しましょう。
失敗④: 植え替え直後に日光に当てた
根がまだ活着していない状態で強い光に当てると、水分の蒸散に根の吸水が追いつかず、葉がしおれます。
まとめ
モンステラの植え替えは、適切な時期(5〜6月)に、一回り大きい鉢と通気性の良い土を使えば難しくありません。気根は切らずに活かし、植え替え後は2週間ほど養生すれば、新しい環境にしっかり根を張ってくれます。成長期に入る春は、植え替えの絶好のタイミングです。
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